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  • 2013.02.04 Monday

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    水温む

    • 2012.05.20 Sunday
    • 16:58
    水温む
    水面(みなも)(自然教育園 東京都目黒)

    クロード・モネの睡蓮の絵にも、水面に映る景色がよく描かれている。ひっそりとし
     た池の水面(みなも)はわずかな風でも不思議な鏡となる。どんぐりが落ちて丸い波紋が広がることもあれば、小枝が落ちて葉っぱの小舟を揺らすこともある。水ぬるむ春は、水面(みなも)にもやさしさが漂う。何もかもそのまま映し出すよりも、なんとなく、それとなく、どことなく、その姿をゆらゆら映し出すとき、春の気配が鏡一面に広がる。

    胡蝶(こちょう)のような花

    • 2012.05.01 Tuesday
    • 08:00
    シャガ
    シャガ(円覚寺 神奈川県鎌倉)

    花にはいくつもの名を持つものが多い。シクラメンの和名は「豚の饅頭(まんじゅう)」と「篝(かがり)火(び)草(ばな)」のふたつ。もちろん篝火草に軍配を上げる。ハナミズキはアメリカヤマボウシの名もあるが、英語ではdogwoodと呼ばれる。風情のないことはなはだしい。
    桜の散った後にひっそりと咲くのがシャガ。アヤメにも似たその花は、檜(ひ)扇(おうぎ)を意味する漢語「射(や)干(かん)」と書くらしいが「胡蝶(こちょう)花(はな)」とも呼ばれる。まさに名は体をあらわす。

    春はさくら

    • 2012.04.02 Monday
    • 06:48


    東京学芸大学(武蔵小金井)

    春はあけぼの・・・とはいうものの やはり桜を見ずして春は語れない
    桜 櫻 サクラ さくら ひら仮名が私は好きだ
    なじみのソメイヨシノはエドヒガン系のサクラとオオシマザクラの交配で生まれた園芸品種だそうだが、まさにハイブリッドの代表。同じ日に開花するのもクローンのなせる技とか
    古来、わが国では梅こそが愛でる花であり、桜は流行病と重なり、西洋の月にも似た狂気にもつながる不吉な花とされたこともあったそうな
    それほどに圧倒的な美しさで我らを凌駕し、その散り際のよさでまた心を打つ花でもある 
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    崩れゆく砂糖菓子

    • 2012.03.01 Thursday
    • 06:00
    20100406 アカバナミツマタ縮小前田邸 (17).jpg
    アカバナミツマタ(駒場野公園 東京都目黒区)

    毎年、色づく君を私は待っている。それなのにひっそりと別れも告げず去っていく。
    透き通る肌に紅の装い、音もなく崩れ消えてしまう君。
    あなたはこの世の美しいものほど、はかないということを伝えるためにやってくる。
    また来年もきっと会えますよと、あなたを支える小枝たちは教えてくれる。
    私はその日を待つ。あっけない別れが繰り返されることを知りながら。
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    蝋梅 春の兆し

    • 2012.02.14 Tuesday
    • 10:00
    SANY0196縮小.jpg
    鎌倉にて 蝋梅

    春の兆しといえばなんといっても梅だろう。蝋梅が梅の仲間かどうかは知らないが、確かに蝋細工と見まごうばかりの梅に似た花である。早いものは正月頃から咲き出すと言うが、蝋梅は数少ない冬の花かもしれない。
    梅の前に咲く梅の花とうろ覚え、そのあざやかな蝋のような感触、かすかなよき香りに感動する。
    梅、桜と一斉に咲き誇る直前のひっそりとしたその美しい姿に、つい「蝋梅でも見に行こうか」と連れ合いに話しかける。
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    アンティックドールのモデルよ

    • 2012.01.15 Sunday
    • 00:00
    subeinnno
    スペインにて

    旅をして気づくことのひとつは、その土地の食べ物はその土地で食すのが一番うまい
    ということ。酒もパンも料理も、その土地の空気の中で飲み、かつ食うに限る。
     外国の風景にはやはりその土地の人が一番よく似合う。スペインの由緒ある石のベン
    チに座る女の子。西欧のアンティックドールのモデルかと思うほどのかわいらしさ、
    そのあどけない眼差しに、ふとシャッターを切った。

    朝日に輝くマッターフォルン

    • 2012.01.01 Sunday
    • 00:00

    スイス ツェルマット

    明日はゴルナーグラート鉄道でマッターホルンへ。早朝、胸を躍らせホテルのべランダから山をみると月が沈むところだった。
    やがて明かりがつくようにマッターホルンの頂が輝きだした。その美しさにシャッターを押すことさえ忘れるところだった。次第に明るさは増し、山全体が黄金色に変化していった。神々しいその姿はこんなちっぽけな人間をも受け入れる偉大な優しさに包まれていた。

    熊の綱渡り

    • 2011.12.15 Thursday
    • 09:12

    スイス ベルンにて

    最近は山の餌が減ったのか、街中まで熊が出没することが話題になっている。
    大昔、スイスのある町で、最初に出会った動物の名前を町の名前にすることにした。そして最初に出会ったのが熊で、その名にちなんだのがベルンの由来。たしかにベルンにはあちこちに熊が飼ってある。それどころではなく町の象徴である熊はサーカスのように電線でさえ綱渡りしている。もっともこれはベルンのモニュメントの一つらしいが。

    寝子という猫

    • 2011.12.01 Thursday
    • 08:20


    ハイジの村で(マイエンフェルト スイス)
    私は子どもの頃、猫とともに育った。留守がちなわが家では、熱帯魚、小鳥、カメの類なら交渉の余地はあっても、犬、猫、ウサギなどの生き物はもっての他である。庭のないマンション暮らしといつも後始末をおっかぶせてきた不徳の結果である。しかし歳をとるにつけ、猫を飼いたいという願望がことさら強くなってきた。夏、マイエンフェルトのハイジの村の土産物屋の片隅に小奴がいた。今はわが家のトイレで一年中寝続けている。

    錦 秋

    • 2011.11.15 Tuesday
    • 07:45
    神護寺の紅葉(京都)
                              神護寺の紅葉(京都)

    秋の夕日に 照る山紅葉(もみじ) 濃いも薄いも 数ある中に・・・  誰もが口ずさむ童謡。 
    錦織(にしきお)りなすというが、抜ける空の青さが、照り映える陽光がその鮮やかさをいっそう際立たせる。
    どんなに暑い夏も、気がつけば清々しい秋に変わり、どんなに厳しい冬も時が来ればやさしい春に変わる。
    確実な四季の移ろいの中で育った私たちは、その年の寒暖の差を紅葉の鮮やかさで知ることになる。


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